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Q

外壁の塗装を長くしないとどうなるの?

質問 先日友達が奥さんと子供を連れて家に遊びにきたときに、家の壁が汚いことを子供に指摘されてしまいました。友達夫婦は失礼なことを言ってしまい申し訳ないと焦ってその子の口を塞いでいましたが、確かに家の壁の汚れは私自身もかなり前から気になっていました。
しかし、汚い以外は特に生活に支障をきたしているわけではなく、詳しくは分かりませんが外壁の塗装を専門業者に依頼すれば何十万円もの費用がかかると思うので、何よりも高額な出費を避けたくて今まで見て見ぬふりをしてきました。
家を建ててから20年近くは経っているのですが、長い期間外壁塗装をしないと一体どのような問題が発生するのでしょうか?
自宅の外壁はサイディングなのですが、そもそもどんな外壁にも塗装は必要なのでしょうか?どうしても塗装をしなければいけないなら、それが必要な劣化のサインなどがあれば教えて欲しいので、ご回答をお待ちしております。
  • yajirusi
A

最悪家を失うことになります

外壁には家をキレイに見せるという役割がありますが、外壁塗装は雨などから大切な外壁や家を守る役割も担っています。外壁の塗替えを20年近くしていないなら、すでに役割を果たせなくなっている状態に陥っている可能性が極めて高いため、できるだけ早く対処することをおすすめします。
家が建っている環境や外壁の素材、使用している塗料によっても耐用年数が異なりますが、塗料の耐用年数は長くても20年、短ければ7年程度となっています。
タイルやコンクリートなどの外壁なら塗装の塗り替えは必要ないですが、それでも10年に一度のスパンで目地部分のコーキングの補修は不可欠なので、完全にメンテナンスフリーの外壁は存在していません。
外壁に色あせや変色などの症状があれば、それは危険信号が出ていることになり、ひび割れや塗装の剥離が起きているなら、すでに重篤な問題が発生していることが疑われます。
雨漏りは屋根からしか起きないと思っている方が多いようですが、外壁からも発生します。
長くメンテナンスされずに放置された外壁材は、表面の塗膜が劣化して水分を含んでいる状態になっていると考えられます。さらに、外壁材のつなぎ目から家の中に雨水が入り込んでいる可能性も高いです。
雨水は家の構造体である木材や鉄などを腐らせて、家の寿命も短くしてしまいます。最悪の場合は湿気を好むシロアリが大量に発生していて、木造住宅だと構造体である木材を食い荒らされて、最終的に家を崩壊させてしまう恐れもあります。

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